過去と
同じ行動を選んだけれど
同じ結果になったとき
自分がどうなるのかは
分からないままだった
未完了のまま
同じ形で続けることも
立ち止まることもできない
前に
進みたいから
相手のことを
諦めることになるのか
やっと
ここまで来たのに
わたしの課題は
相手への執着でも
依存でも
一人で完全に立つことでも
なかった
「相手を切り離さないこと」
ずっと
これだった
相手がたどり着くまで
待つことも
並走することも
外から見れば
追いかけているように見える
けれど本当は
追うでもなく
引っ張るでもなく
自分を優先して
相手を
手離してしまうこと
この自分と
戦ってきた
ことあるごとに
この自分が
顔を出していた
他者に対しては
寛大になれるけれど
自分に関しては
白黒をつける
YESかNOか
二択の世界で生きてきたから
「真ん中」は
存在していない
わたしの中で
それは
「曖昧」という形になる
誰に対しても
誠実じゃない気がしていた
そう思ってきた
過去の自分には
戻りたくなかった
もう
戻れなかった
自分の生き方を
見つけてしまったから
何があっても
これは手放せない
過去のわたしは
「自分」を切り離して
誰かとの関係を
選んできた
今度は
逆へ
振れてしまうのか
二度経験した過去でも
まったく同じことを
考えていた
でも最後は
いつも自分の本心に
戻ってきていた
まだ相手と自分の段階に
差があったりして
相手の受け入れられない部分を
自覚して
自分の気持ちが
見えなくなったりして
立ち止まるたびに
見えてくるものは
綺麗なものではなかった
幻想ではなく
現実が見えていた
相手への気持ちはある
けれど
自分の立ち位置は
変えない
身を削ることもしない
感情に支配されない
だから
立てる場所
ずっと
そこにいた
とはいえ
この先も永遠に
そこにいられるかというと
無理だ
どこかで
終わりを迎える
わたしの中で
それが
「いま」だった
決着がつかないままのものを
抱えたまま
未来へ持っていくことは
想像しただけで
心が重たくなった
だから本来なら
「何も起きなかったなら」
それは
終わりと捉えて
先に進む
相手を切り離して
そのはずなのに
今日は
その考えが
強く出てこなかった
なぜなのか
相手が来ると
思っているからか
いや
違う
正直
期待していなかった
可能性を
手放したわけじゃない
傷つかないための
防御でもない
緊張はしている
タイムリミットが
近づいているから
でも
すがっているわけじゃない
「手を取ってほしい」と
切望しているわけでもない
緊張はあるけれど
わたしの心は
穏やかだった
矛盾しているようだけど
三度目も
同じ結果だったら
わたしは
どうなってしまうのか
やはり
まだ答えは出ていなかった
答えが出ないまま
わたしは
刻一刻と近づく
最後の瞬間を
緊張のなかで
それを
全身で感じていた

