「静かな確信」

自分の道が

はっきり見えたわたしは

覚悟を決めた

その人たちと

向き合うことは

過去の自分を

終わらせるために

必要だった

わたしが

姿を見せなくなると

その人たちの圧が

勢いよく増した

笑われても

陰で何かを言われていても

気にしない

自分に集中した

「わたしの覚悟を

 邪魔されてたまるか」

本心は

怖くて

たまらなかった

それでも

自分を

奮い立たせていた

そのとき

わたしの創作の波は

ピークを迎えていた

まるで

何十年分もの

溜め込んできた

エネルギーが

ようやく

出口を見つけて

一気に解放されて

いくようだった

寝食を忘れるくらい

没頭していた

頭の中に流れてくる

言葉の波が

止まらない

その度に

過去の記憶も

出てくるから

身を切るようにして

書いていた

一生分の涙を

流したと言ってもいい

過去の自分と

完全に離れるための涙

あの痛みの先に

あったもの

わたしは

自分自身を取り戻した

中心を

取り戻したわたしは

もう揺れなくなっていた 

「自分を雑に扱わない」

あらためて

心にそう決めて

わたしは

元の場所に戻ると

決めた

わたしが

間違っているわけじゃない

これまで

人の空気を読んで

自分を小さくして

生きてきた

そのたびに

自分が

悪いことをしているような感覚が

積み重なっていた

でも

わたしは何も悪くない

何もしていない

堂々としていて

いいはずだ

だから

わたしは

自分の行動を変えない

自分を

取り戻したわたしは

過去の自分とは

違う道を選んだ

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