「希望のかたち」

いつか

良くなるはず

「こうなったらいいな」

「可能性を信じたいの」

これは

まだ起きていない

未来への期待

「今は辛い

 でも希望があるから耐える」

「希望を失ったら終わりだよ」

「希望をもって」

これは

苦しさを乗り切るための

心の支え

「きっと

 自分のことを分かってくれる人が

 いるはず」

「いつか

 こんな世界が来るはず」

「運命的な何かが

 絶対あるはず」

これは

存在確認が取れていないものへの

信仰に近い

どれも

「希望」を語っている

ただ

どれも

「それ」がなくなると

一気に

崩れてしまいやすい

「どうして?」

自分を

「外側」に

置いているから

自分が

待つ側

耐える側

信じる側

に立っているから

でも

それが

必要なときもあるんだよ

それは

生き延びるための

知恵でもあるから

悪いことじゃない

ただ

もうひとつ

希望のかたちがあるんだ

「どんなかたち?」

すでに

「あった」もの

一度でも

「成立した」もの

「存在している事実」

小さな確信

あるかも

しれないけど

ないかもしれない

あったら

嬉しいけど

その可能性は

低いかもしれない

そうやって

ずっと

未来への期待として

持っていたもの

それが

現実に

存在していると

分かったら?

ちゃんと

それを

体感することができたら

「それはもう

 希望とは

 言わないんじゃないの?」

そうだね

「不確かなもの」

ではなくなるよね

でも

もしそれが

奇跡と言われるくらいの確率で

存在していたとしたら?

「もう一度

 体感することは

 難しいかも」

でも

「存在していた」

という事実は

確かに存在する

すると

今度は

その事実が

これからの自分の

「希望」になる

絶対

存在していることを

自分の体が

知っているから

未来へ向けて

見ていた希望が

不確かではないものに

変わったら

希望は

「状態」ではなく

「足場」になる

そんなかたちの

希望も

存在している

それを

知っているだけで

いつか

また

希望が持てる気がするんだ

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