誰かが
立っている
こちらに
背中を向けて
傷だらけだ
でも
しっかり前を見て
立っている
今も何かと
戦っているの?
よく見ると
知っているかもしれない
あれは――
わたし自身だ
わたしの
後ろ姿
ずっと 一人で
戦っていたんだ
ずっと
守り続けてくれていた
わたしが
諦めそうに
なったときも
手を離しそうに
なったときも
わたしは
わたしを諦めて
いなかったんだ
最後の最後は
手を離していなかった
どれだけ
見えなくなっていても
わたしは
わたしを守り続けていた
ごめん
ごめんね
ずっと 一人に
させてしまって
ずっと 一人で
戦わせてしまった
こんなに
傷だらけになるまで
守ってくれていたのに
全然
気付かなかった
本当に
ごめんね
わたしは
大バカだ
一番大切なものを
傷つけて
一体なにを
守っていたんだろう
守るべきものは
ここにあったのに
たった一人で
耐えてきていたのに
どうして…
孤独な思いを
させてしまった
ごめんね
本当にごめんね
あなたはずっと
わたしの尊厳を
守ってくれていたんだね
ここだけは
踏み越えさせないように
ありがとう
もう一人には
させないからね

