「エール」

わたしはいま

これまで走って

内面で

積み重ねてきたものを

現実の世界に

落とし込んでいる

内側で

どれだけ深く掘って

構築しても

外の世界に

置くことができなければ

それは

机上の空論で

終わってしまうから

それでは

理想と現実のあいだを表現する

わたしの理想から

ずれてしまう

いま

ひとつずつ

確かめながら

着実に

進めている

自分で蒔いた種から

芽が出始めた

自分の言葉を

受け取ってくれた人がいる

結果や評価を求めて

作っているわけじゃない

ただ

自分の衝動を

形にしているだけ

でも

もしも誰かが

響くものを

感じ取ってくれたのだとしたら

やはり嬉しい

その事実に

なんともいえない

静かな喜びがあった

確実に

自分の自信になる

「うん、間違ってない」

「このまま進んで大丈夫」

そうやって

確かめている

自分の表現を

より現実に

耐えうるものにするために

ある部分までは

どうしても

ひとりでやり抜く必要がある

でも

ある地点からは

受信された体験が

必要になってくる

自己肯定とは違う

自分は現実の中で

受け取られる形で立てている

そういった感覚

認められたから嬉しい

というものではない

外界と

接続できている

その確認が

取れた状態のこと

これが

積み重なると

自分の選択が

揺るぎない確信へと

固まっていく

自分で

選択したものが

現実で生かされる

それが

現実を動かすということ

それは同時に

自分から逃げずに

選び続けるということ

自分自身との試合を

続行していることでもある

その姿は

必ず外に滲み出る

覚悟を持って

本気で動き出したなら

必ず

見ている人がいる

人間の

本気や覚悟は

空気や他者をも

動かすことができる

だからこそ

強いエネルギーが

生まれる

だから

もし本気で

自分と戦う決意をしたのなら

わたしはあなたに

エールを送りたい

伴走することは

できないけれど

離れた場所で

わたしも

自分の試合をしている

同じ並走者として

わたしも

走り続けている

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