「そのあとで」

そのときは

意識をしている

わけじゃない

ただ身体が

勝手に

そうしただけ

以前なら

少しの空白が

できると

それを埋める

動きが出た

でも今は

声がでない

身体が

動かない

心も過剰反応

しない

すぐあとに

「どうして

 何も言わなかったんだろう?」

と自分に

問いかける

そこには

焦りや

不安はない

単に

「何故だろう?」

純粋な

疑問だけ

その答えは

少し

時間が経ってから

見えてくる

自分が動ける

範囲の線が

決まって

いたから

その先は

“わたしの

領域じゃない”

だから

言葉を

発しなかった

そのことを

身体が先に

理解していた

あとから

言葉と意識が

追いついた

これまでの

わたしは

感じて

考えて

判断して

行動する

この流れで

動いていた

だから

どこかで

「自分に正直な選択?」

一度

確認が入った

でも今は

自分を

守るために

考えなくても

よくなった

そこまで感覚が

育ってきたのだと思う

判断が

思考から

身体レベルに降りた

無意識とか

反射とは違う

それは

何度も考え抜いて

沈み込んだ選択

“わたしの選択”

我慢や無理は

全くしていない

ただ

「今は、これじゃない」

それが身体に

分かっている

まるで

自分が二人

存在しているようで

まだ慣れないけど

心は

とても穏やか

自分の選択に

自分を

委ねている

自分と手を

つないでいるような

なんか

そんな感じ

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