「愛の降伏」

我慢する自分を

おしまいにする

誰かを大切にするために

自分の気持ちを隠すのは

もうやめる

これまでは

閉じたまま

動いていた

自分の本心に

正直になっていたつもりだったけれど

傷つかないように

「これ以上は見せない」

一番奥だけは守ったまま

それでも

あなたへ向かっていた

けれど

あなたが踏み込みたかったのは

きっと

その場所だった

ひとりで

自分の世界を創るわたしでも

会いたいと

言えるわたしでもなく

さらに

その奥にある

「全部見せても、ここにいていい?」

「この愛を、そのまま受け取ってくれる?」

そういう場所

きっと

あなたにも

同じ場所がある

「この愛を、差し出してもいい?」

「この愛で、隣に立ってもいい?」

わたしごと

受け取ってもらえるのか

この愛を

差し出してもいいのか

お互い

本心を見せることが怖かった

けれど

お互いに

相手の一番深いところを

求めていた

わたしの我慢は

あなたへの拒絶だった

本音を隠すことは

あなたを信じないことでもあった

傷つくことを恐れて

愛するわたしまで

閉じ込めていた

それは

愛されるわたしまで

拒んでいた

でも

もうそれはやめる

あなたを受け取ることから

逃げない

だから

わたしは

この位置から動かない

追いかけない

あなたの分まで

動かない

そのかわり

わたしは

全部をひらく

あなたが触れたかった

一番奥まで

もう

隠しきれなくなってしまった

あなたを愛してる

もう

愛することを

我慢しない

7月22日は

聖マリア・マグダレナの祝日

愛を隠さず

最後までそこにいた人

その日に

わたしは

溢れ出る

自分の愛に降伏した

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