「結婚をして
家庭を持ったら一人前」
この価値観が
相手の世界の前提だった
だから
わたしとは反対に
結婚に対する
意識が強い
日の浅いうちから
結婚の話が
出る
わたしは
相手の人生を支える役割を
与えられていた
話の展開に
ついていけない
記憶が抜け落ちたのかと
思うほどに
年齢差があったから
仕方ないのかもしれない
でも
それなら
はじめから
わたしを選ぶべきじゃない
そう
思うけれど
相手からすると
結婚適齢期の人を選ぶこと
それは
「結婚願望がある」と
捉えたのかもしれない
最初から
ズレが生じていた
とくに
確認し合ったわけじゃない
でも
相手の中で
わたしからの「了承」は
もらったという認識で
話は進んでいった
気づいたときには
すでに遅かった
始まった時点で
もう
引き返せなかった

