わたしの目の前に
二本の手が
差し出された
どっちをつかむ?
これまでの自分と
本当の自分
実はね
本当の
自分のことは
よく知らないの
まだ
思い出せてない
だって
一緒に
生きていくには
苦しすぎたから
前のわたしじゃ
守ることが
できなかったから
だから
わたしは
もう一人の自分と
生きることにしたの
わたしがつくった
もう一人の自分
そうするしか
なかったの
生き残るためには
それしか
選べなかった
すると
いつの間にかね
もう一人の
自分の生き方が
本当の
自分のように
なっていた
本当の自分は
存在を
忘れられていたの
でも
わたしは
見つけ出すことが
できたんだ
ラッキーだったの
ただね
二人は
正反対なんだ
だから
二人の手を
とることはできない
選ばないと
いけない
本当の自分を選ぶなら
これまでの現実が
崩れる
正直、怖い
すごく
勇気がいる
これまでの
自分を選ぶなら
いままでのように
慣れ親しんだ現実が
待っている
でもね
全く
同じ現実
ではないんだ
だって
もう知ってしまったから
これまでの自分が
「自分を守るために
つくられた自分」
だってことに
だから
きっと
これまでと
同じようには
生きられない
どちらにしても
ここまで来たら
答えは
ひとつなんだ
どっちを選んでも
揺れ動く
それなら
わたしは
本当の自分の手を
つかむよ
いまの
わたしなら
もう大丈夫だと
思うから
いままで
守ってくれて
ありがとう
ここからは
わたしと一緒に
生きていくからね

