「過去と未来のあいだ」

また

この場所に立っている

いつも

気づいたら

ここにいる

あいだの場所

境界線の上

過去の自分から

未来の自分へ移る

その途中

自分の中にあった

怒り

痛み

悲しみ

全部自分の中を

通過させた

そのあとに

辿り着いた場所

自分の中の空間が

広がった

怒りを出したことで

スペースができた

このスペースが

わたしを

ひとつ高いところへ

連れて行ってくれた

わたしは

誰かと並ぶ自分を

選んだはずなのに

無理なら仕方ない

それが必然なんだ

そうやって

どこかで

理屈に寄りかかろうとしていた

自分を守るために

意味をつけて

着地させていた

本当は

絶対大丈夫って

言いたかったけれど

固執しているみたいで

できなかった

それが

変わった

大丈夫かどうかで

揺れた自分ではなく

結果はどうであれ

わたしは立ってる

でも

心の奥では

「きっと大丈夫かな」

この

柔らかい予感がある

はじめての

感覚

それは

未来予知のようなものではなく

川の流れの合流地点が

見て分かるような感じ

力が入っていない

前は

揺れる自分

怒る自分

期待する自分

それを

だめだと

判断していた

それが

揺れてもいい

怒ってもいい

期待があってもいい

でも

握らない

出てくる感情を否定せず

ただ在らせている

それは

決断の手前でもなく

覚悟の途中でもない

ただ、在る

その状態

終わったわけでも

始まったわけでもない

決着もついていない

でも揺れてない

境界線の上

どちらにも

傾いていない空間

liminalは

不安定な場所ではない

構造が切り替わる直前の

無重力

音のない時間

それは

空白ではなく

転調前の静寂

liminalは

未来を

決めようとするとズレる

ただ、感じる

いまのわたしは

来る未来を

信じているというより

来る未来が

自然に見えている

無理に

動かなくていい

勝手に

向こう側に移るから

だから

いまは

この瞬間を感じていたい

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