無償の愛
そこには
憐れみとか
助けたいとか
そういう感情は
含まれない
自分と
相手の位置に
隔たりが
見えたとしても
それでも
明確な線を引いて
相手の可能性を
信じることが
できるかどうか
相手が変われるかどうかを
問うのではなく
自分が
どこまで関われるのかを
確かめる
境界線は
相手を遠ざけるものではない
自分が自分を
裏切らないための線だ
甘くはない
けれど
曖昧な優しさより
ずっと誠実で
信じられる
待つわけでも
やめるわけでもなく
お互い
自分のペースで
生きる
ただ
自分が関われるのは
ここまで
それを
示せるかどうか
相手を
変われる存在として
尊重し
自分も
戻らないと決める
だから
誤魔化さない
逃げ道を
つくらない
でも
それは
縛っているわけではない
相手の判断は
相手に委ねる
無償の愛は
自分の尊厳も
相手の尊厳も
両方を
守ることができる
とても
高度な選択

