「並んだ景色」

ずっと

見えない棚の奥へ

追いやって

その存在に

気づいていなかった

自分ひとりで

立ってきた

でも

大切にも

されてきた

ただ

相手の

緊張や焦りを

感じ取ってしまうと

ぜんぶ自分が

引き受けてしまう

そばにいるのに

孤独を感じる

そのループに

はまっていく

時間を気にせず

お互いのことを

語り合うとか

行き先を決めずに

気の向くまま

どこかに向かうとか

地面に寝転んで

星を見るとか

誰かと一緒に

何かをすること

これが

わたしの憧れ

恋人のようで

友人のような

同志のようで

ライバルのような

わたしが

求めていたのは

そんな関係だった

自分ひとりで

やってこれてしまったから

それ以上を

望む理由が

自分でも

見えにくかった

同じ方向を

見ている誰かと

横に並んでいる光景を

見てみたい

そんな好奇心が

出てきてしまった

だからね

誰かと並んで

何かをするって

当たり前じゃ

ないんだよ

それは

本当に

すごいこと

尊いこと

なんだよ

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