人生のなかで
ここまで徹底的に
自分の内面を
削ぎ落とす機会が
あるだろうか
これまで
生きてきた中で
背負って
身に着けてきた鎧
そういった
自分を守るために
固めていたもの
いまは
もう
必要なくなったもの
余分なものを
ひとつずつ
片づけていく
もう
これで完璧だと思っても
まだまだ残りかすが
ポロポロ出てくる
それは
取り除けないほど
頑固なものではなく
息を吹きかけたら
どこかへ
散ってしまいそうなもの
自分自身の
断捨離をしていくと
そこには
必要なものしか
残らなくなる
自分にとって
本当に大切なもの
自分の
本心
視界も心も
クリアになると
迷いがなくなる
そのとき
外側では
冷たくなったように
見えるのかもしれない
でも
それは
拒絶ではない
気持ちに迷いがなくなると
動きにも
迷いがなくなる
最小限のエネルギーで
動くようになる
自分の中で
優先順位が
明確になる
だから
外側は静かで
安定感がある
けれど内側では
消えることなく
熱が燃え続けている
まるで
職人のように
冷たいようで
一番あたたかい
そんな
静かな熱を持つ
自分の姿があった

