「矛盾の奥にあるもの」

わたしの中にも

矛盾があった

わたしは

自分の在り方を変えられない

だから踏み越えない

だから

終わらせたはずなのに

なぜか

一人の感じがしない

状況は同じ

でも

わたしの中だけが

まったく違っていた

わたしは

曖昧さが嫌だったのではなく

見えていないのが嫌だった

たとえ

曖昧に見える形でも

選ばれたものは揺れない

白か黒かの

生き方をしてきた

だから

はっきりしない状態を

選んだことがない

でもいまは

何も決まっていないのに

満たされている

わたしは

意思が見えれば

自分も

関係も

同時に持てる

切るとか

終わらせるとかもない

区切りはつけた

でも

終わりだけど

終わりじゃない

何ひとつ消えていない

でもそれを

動かそうとはしない

消さずに

そのまま存在させた

いくつもの矛盾が

同時に成り立っている

そのままを見て

すべてをきちんと在らせた

未来のイメージは

ぼやけて見えなくなった

でもその分

余白が広がった

何も決まっていない

何も握っていない

あるのは

終わりと始まり

そして静けさ

たくさんの矛盾の中に

ひとりで立つ

そこは

純度の高い自由の場所

どちらでもない

どちらでも選べる

答えはまだない

でも

わたしの中では

決まっている

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