「自立の履歴」

「自立していない子ども」

それは

どれだけ

年月が経っても

抜けることはなかった

だから

何かあるたびに

その言葉と結びつける

いつまでも

未完了の感覚が

消えなくて

ずっと

不安の中を

生きてきていた

でも

そうではなかった

わたしは

早いうちから

自立心を持っていた

何でも

自分で考え

自分で選びたかった

そして

自分の感性を

自分で引き受けていた

これから

その外枠が

形成されていくところだった

わたしが

苦しかったのは

自立心が

ないことではなく

自立しているのに

自立として扱われない

苦しさだった

この時期の

出来事は

人としての尊厳

存在価値

ここに

直結するものだった

だから

ずっと向き合うことが

できなかった

だからわたしは

長い年月の中

何度も自分を

見失いそうになりながら

壊れる寸前で

何度も

何度も

這い上がって

自分自身を

鍛えてきた

あの頃の自分と

向き合える

耐久性と

精神力を

身につけるために

ずっと

自分のことを

誤解して

生きてきた

間違った価値観を

植え付けられたことで

自分を

信用することが

できなかった

わたしに

必要だったことは

過去の傷を

癒すことではなく

自己認識を

更新することだった

それは

人生の前提条件の

書き換え

子供と大人の

境目に立っていた

19歳の

わたしがいる

ずっと

誤解していて

ごめんね

何も

間違っていなかったよ

だから

もう前に進んで

大丈夫だよ

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