「境界線の定義」

あの日

その人の何が

わたしの心を

傷つけたのか

言葉の意味

話し方

出している空気

このすべての

根底に

共通していたもの

「雑な扱いをされている」

わたしは

何が嫌だったのか

ようやく

見つけた

あのときは

土足で

心を踏みにじられた気がした

これに気づいた

わたしは

すべてが

一本につながった

前は

その人たちの

状況や性格を考えて

理解を示そうとしていた

見えてしまうからこそ

自分が寄せていこうとしていた

自分から

離れていくのは

まるで

上下や優劣をつけるような

感覚だった

それに

強く抵抗があった

でも

違った

差を作っているのは

わたしではなかった

向こうだった

「この人たちは

 わたしのことを物扱いしている」

この事実は

わたしの意識を

一変させた

なぜなら

わたしの尊厳に

関わることだから

わたしは

どうするべきなのか

同じことをするのは違う

それは

わたしも同類だと

言っていることになる

でも

避けたり

距離を置くことも違う

なぜ

わたしが

変えないといけないのか

わたしは

自分を曲げず

自分の場所で生きると決めた

たとえそこに

その人たちがいようとも

その人たちと

向き合うためにじゃない

そこに行かなければ

わたしの求めているものが

手に入らない

それを手にするまで

絶対に引かない

こうして

自分自身との

戦いが始まった

内心は

とても怖かった

いつどこから

何が飛んでくるか分からない

心はすでに

傷だらけだった

大人になってまで

なぜ

こんな思いをしなければならないのか

子供じみた世界に

うんざりしていた

わたしの時間が

もったいない

わたしが

あの空間から離れたとき

その人たちの

様子も変わった

嫌味を言われたり

マウントを取られたり

笑われていることも

分かっていた

でも

もう

このときのわたしは

その人たちの背景を

汲み取る必要も

優しい顔をする必要も

なかった

「一人では何もできないくせに

 わたしを一緒にしないで」

自分を傷つける存在に対して

明確な線を引くことは

優劣をつけることでも

差を生むことでもない

それは

わたしの尊厳

存在価値を守るための

正当な行為なのだと

わたしは

深く知った

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