「強さのあとに」

会いたくて

涙を流している自分がいた

まるで

子供のように

しゃくり上げて

泣いていた

ずっと

本心に正直な自分を

見せてきた

本気も

覚悟も

会いたい気持ちも

寂しさや

涙は見せず

「強い自分」で

差し出してきた

でも

立って

伝えてきたわたしの奥に

まだ

自分でも気づいていない

わたしがいた

弱くなったわけでも

覚悟がなくなったわけでもない

覚悟があるから

鎧を脱げた

強さの奥にあった

柔らかくて

繊細な部分

強いわたしと

泣いてしまうわたしは

反対にはいない

どちらも

同じ本気から

出ているわたし

会いたくて泣くわたし

守らずに差し出すわたし

相手に

無防備になるわたし

きっと

甘えるって

こういうこと

泣いている

言葉にまとめて

強い自分に戻す前の

整う前のわたし

誰にも

見せることができなかった

わたし

この人なら

どんな姿のわたしでも

見せられる

ありのままの

飾らない自分

それは

弱さじゃなく

強さの奥にある

深さまで

見せられる自分だった

目次