「境界線」

何かが

変わるとき

派手な出来事が

起こるわけじゃない

静かに

気づいたら

立っている

あるのは

静かな納得と

涙

そして

少しの空白

その真ん中に

立っている

涙は出ても

胸は痛くない

見えてしまった事実を

受け入れるための涙

だから

迷いもない

静かに

涙と一緒に

これまでの自分を

流している

昨日までは

なかった

でもいま

確かに立っている

次へ進む

準備ができた

踏み出せば

これまでの自分には

戻れない

でも

戻るという

選択肢はない

だから

ここで踏み出す覚悟を

決めている

ここが

定まったら

もうここには

戻らない

境界線の上

ここに立てる人は

多くないかもしれない

戻ったり

誤魔化したり

境界線そのものを

避けてしまうから

境界線は

誰かに見せるものじゃない

それは

自分がもう

噓をつけなくなった場所

だから

境界線は

越えるためではなく

今までを

終わらせるために

あるんだ

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