「青い蝶」

初めて出会う自分

きっとそれは

新しい自分ではなく

本来の自分

これまで出てこれなかった

自分の姿

蝶は

自由に好きなところを

舞うけれど

とまるのは

蜜のあるところ

甘い蜜のある

安心して羽を休められる花

そこにとまったり

一瞬だけ触れて去ったり

くるくると

動き回る

でもそこに

大輪の花がある限り

必ず戻ってくる

花が揺るがないほど

蝶は軽やかに

自由になる

軽くなった自分を

感じている

すると

軽さの奥から

好奇心が顔をのぞかせた

綺麗なものや

楽しいことに目を輝かせる

小さな女の子のように

ときめき

ワクワク

ドキドキ

子供の頃の自分に

戻った感覚

今日はどんな冒険が

待っているのか

どんな新しい発見が

あるのか

考えただけで胸が高鳴って

ウズウズする

これが

素のわたし

一瞬で

空想の世界へ

飛んでいける

現実にも

冒険を探しに行く

このわたしは

ずっと外に出すのを

抑えてきた

これは

わたしの本質の部分だから

外に全部出ると

目立ってしまう

そのことを

自分で分かっていたから

目立ちたくなくて

抑えて生きてきた

目立ちたくない気持ち

それは

その場の空気を

動かしてしまうからなのだと

分かった

誰かが奏でる

音楽を聴いて

「あんな風に弾きたい」

楽曲だけでなく

弾き方に魅了される

自分も

その曲と

その弾き方を目指して

音楽と向き合う

自分の中で

音の世界が

広がっていく

そして

その自分の音楽を

別の誰かが聴いて

「わたしも」と感じてくれる

音楽の楽しさはここにあると

わたしは感じている

音楽や絵を通して

わたしという人間の在り方を

表現していきたい

音楽の循環のように

何かを感じ

共鳴

共感し

また新しい

何かが生まれる

その美しい円環の

一部になれたら本望だ

過去のわたしは

周りの目を恐れて

自分を小さく

抑え込んでいた

これからは

出し惜しみせず

素の自分を

軽やかに出していく

その場に立つだけで

空気を変える

わたしの世界へ

惹き込んでしまう

そんな風を

起こせる人間になる

嵐のような激しさでも

熱くて触れられないほどの

炎でもない

赤い炎ではなく

青い炎が

わたしの内側で

静かに燃えている

わたしの

情熱の色と形

その青い情熱が

青い蝶となって

華麗に舞っていく

風に乗るのではなく

自分で羽を動かして

小さいけれど

目を惹く存在

鮮やかな色

可憐な動き

その空間に入った瞬間

何かを変える

そんな存在

静かだけれど

凛とした存在感

青い蝶となって

光の中を舞い続ける

大輪の花の空気に触れて

羽を休めながら

そしてまた

風の中へ舞っていく

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