わたしが
異性に惹かれるとき
どこを
見ているのだろう
雰囲気
空気感のほかに
自分の中の
何かが反応する感覚
外見に対する好みが
ないわけではない
でも外見のつくりよりも
センスや
所作
品性
その人の色が出る部分を
見ている
とくに品性は
わたしの中で大切
わたしが惹かれるのは
外見でも
雰囲気でもなく
その人の在り方が
深く立ち上がったものだった
素敵だなとは思っても
心を持っていかれる感じはしない
まだ
異性として見ていない
その人が
個として完全に立ったとき
初めて
異性として認識される
人として見ることと
異性として見ることは違う
でも
繋がっている
その人が
迷いのない
一貫した存在として立ったとき
きっと
スイッチが入る
ドキドキとか
好きとかではなくて
静かな確信
この人だって
落ちる感覚
それは上下ではなく
同じ高さにいる関係
外見や条件ではなく
その人がその人として立つ
そこに
惹かれていく
普通とは
逆かもしれないけれど
関係が立ち上がってから
惹かれていく
だからありのままの姿に
魅力を感じる
「あ、並んだ」
この感覚が来ると
きっとわたしは
一気に変わる
それまでは冷静でいても
瞬く間に
心が持っていかれるはず
人が自分の在り方を定めると
自分の輪郭も
濃くなっていく
すると
急に魅力が増したように
感じる
でもそれは
外側の変化ではなくて
内側の密度が変わったから
自分にまっすぐ
正直で在る姿に
惹かれないはずがない
ときめきの前にある
信頼に近い静けさ
それが
わたしの
ときめきの原点

