
わたしにとって
何かをつくって
表現することは
生きること
音楽は呼吸
芸術は生命線
そして文章は
わたしが
確かにここにいる
証
これらを
絶つことは
自分の命の灯を
絶つのと同じ
絶望は
真っ暗闇では
なかった
突然
足元が
崩れ去るようなものでも
なかった
目の前に光がなく
誰もいない
そういう
孤独な状況でも
なかった
想像していたものとは
全然違った
わたしが見た
絶望は
わたしが
生まれて初めて
心を動かされた
世界の姿をしていた
その世界は
わたしの原点だった
わたしの憧れ
理想
夢
希望
情熱
わたしの
青春のすべてであり
わたしの
生きるエネルギー
そのものだった
それは
これまで
数えきれないほど
目にしてきた
華やかに光り輝く
いつもの
光景だった
その
いつもの光景に
心が全く動かない
自分を知ったとき
わたしの心は
完全に凍ってしまった
きらめく世界を
前にして
涙を流しながら
その事実に
笑いが出た
一縷の
望みだった
そこだけは
大丈夫
まだ
息をしているはずだと
信じたかった
でも
それが
絶たれた瞬間
わたしの世界は
あっという間に
灰色となった
色も音も言葉も
すべてが光を
失くしてしまった
生きることが
苦しくて
どこに向かって
歩けばいいのか
自分が
なんのために
ここにいるのか
自分の存在価値が
分からなくて
生きる気力を
完全に
失っていた
光を閉じたままの
10年は
わたしの
心の色を
ひとつずつ
静かに奪っていった
けれど
その暗さの底で
わずかに
息をしていたものがある
それが
次の物語へと
続いていくことを
このときのわたしは
まだ知らない
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Atelier soe
