「やわらかさの中で」

今日は

何もする気になれなかった

朝から

動きがスローだった

何をするのも

少し億劫で

ただ

だらだらしていたかった

ずっと続いていた

緊張がゆるんで

身体が

休息を求めたのかも

予定もなくなって

メイクもしないまま

気づけば

長い時間眠っていた

夢を見た気がするけれど

それすら思い出せない

前なら

もっと

思考を巡らせたかもしれない

でも今日は

頭の中が空っぽだった

動かそうとする

力が沸かない

もう

何かを追っているわたしでは

なくなった

頑張るのを

やめたわけではなく

張っていた糸が

緩むような

自分に戻る感じ

緩むことは

止まることじゃない

整えていない顔も

眠たげな体も

ゆるんだ心も

きっと全部

いまのわたしに必要だった

怠けているみたいで

自分を責めてしまいそうだけど

心と体の両方が

やわらかく溶けている

自分で自分を

優しく甘やかしている感じ

最高に心地いい

整えていないわたしに

ようやく戻れた

動かない日にも

意味はある

進まない時間にも

優しさがある

不思議と

何もしていないのに

どこか満たされる

そんな

やわらかさを感じる

今日は久しぶりに

何者でもないわたしで

いられた日だった

頑張るわたしは

また明日からでいい

だから今日だけは

ゆるんだ

素のわたし

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