Liminality Art

「liminal

    ―美のあいだ―」

はっきり「夜」ともいいきれない。

でも、「昼」でもない。

そのあいだ。

空気はある。

密度もある。

でも、定義されていない。

まだ、形になりきっていない瞬間。

境界の薄明。

一点に確定していないけれど、ぼやけてもいない。

決まっていない=弱いのではない。

決まっていないから、余白を保てる。

曖昧さ=どっちでもいい、ではない。

そこには、まだどちらにも傾かない、

“片側に閉じない美”が、確かに存在している。

“美のあいだ”にこそ、liminalの世界がある。

過去を結果としてではなく、

“通過中の現場”として描く。

結果や感情そのものの答えではなく、

境界そのものを。

変化点の断面を、

“境界にいた自分の視点”から描きたい。

liminalな世界にこそ、私の表現の場がある。

そう強く感じたから、

これからもこの世界観を創り、静かに重ねていきたいと思う。